- 2009年4月18日 12:28
- 腰痛
高校2年生、野球部ピッチャーが、腰痛で来院。症状は1ヶ月前から始まり、30球くらい全力投球すると腰が痛くなり投げれなくなる。最近はあまりブルペンにも入らなくなり、キャッチボール程度で様子を見ていたが、症状は良くならない。鍼灸治療を3回ほど試したが、それほど変化はなかった。夏の大会まであと3週間しかなく、エースではないもののベンチ入りするので何とかしたいと思い、紹介で来院。
<初診時症状>
・モーションはオーバースロー
・前屈は痛みなくできるが、後屈(腰を反らす動作)する際に腰の付け根に鋭い痛み
・股関節前面の筋肉に緊張が強い
・第5腰椎を押すと痛みが再現される
<経過>
夏の大会まで3週間ということもあり、治療間隔を詰めて行った。
初診時は治療後、腰を反らしたときの痛みがなくなった。患者さんも効果にビックリしていた。いきなりブルペンで全力投球するのはまだ危険だと判断し、30球ほど強めの遠投をしてみて様子を見るよう指示。
2回目来院時、全力で投げても痛みはなかったが、練習後に腰の張りが気になったとのことで、再チェックし治療。この段階でかなりの改善が見られていたので、ブルペンでの30~40球ほど投げてみるよう指示。
3回目来院時、ブルペンでの投球でも痛みがなかったとのことで、球数を増やしてみるよう指示。
4回目来院時、80球ほど投げても痛みはないとのことで、ひとまず治療を終了した。
<担当者 コメント>
この方の腰痛は、腰仙部という、腰の付け根の関節に問題がありました。オーバースローのモーションでは、胸を張り腰を反らす動作が少し入ってくるの ですが、この反復動作で痛めたのだと思います。腰のカーブが通常よりもきつく、腰を反らす動作に関わる筋肉にも問題がありました。
私自身も野球をしていたので良くわかりますが、高校球児にとって夏の大会というのは特別なものです。何とか間に合って本当によかったです。
大会後に来院されたのですが、その後腰の痛みは全くなかったそうです。少し残念だったのは、大会中は全試合先輩のエースピッチャーが登板し、試合で投げる機会はなかったことです。ただ、新チームではエースになると張り切っていたのが印象的でした。
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