背部痛・背中の痛みについて

背中の痛みといっても、背中は広いので痛みを起こしている部位や原因は様々です。
 
最も多い訴えとしては、①肩甲骨内側の痛み(張り)、②背骨近くの痛み(張り)、③腰のやや上の部分の痛み(張り)などです。
 
側湾症が関わっていることも多く見られます。
 

①肩甲骨内側の痛み(張り)について

肩甲骨内側についている菱形筋や背骨近くの脊柱起立筋などが過緊張を起こし、痛みや張りを訴えることが多い。よく見られる問題としては、肩甲骨が外側に開いてしまい、姿勢的には肩が前に突き出た姿勢です。
 
このような状態では、肩甲骨内側についている筋肉は常に引っ張られた状態でストレスを受けている。肩甲骨の動きが悪くなっていることも多いため、肩甲骨をしっかり動かすような治療が効果的なことが多い。
 

②背骨近くの痛み(張り)について

背骨の関節から痛みを出しているケースと、背骨のすぐ横についている筋肉(脊柱起立筋)の過緊張による症状が考えられる。背骨の関節から痛みを出しているケースでは、背骨が捻れていたりうまく働いていないことが多い。
 
また背中が大きく丸まっている姿勢では脊柱起立筋に大きな負担がかかっていて痛みや張りを訴えることが多い。
 

③腰のやや上の部分の痛み(張り)について

背骨の形状を見ていくと、背中は後ろ側にカーブしていて、腰は前側にカーブしています。このカーブの境目付近は元々負担が大きな部分で、痛みや張りが起こりやすい。背中のカーブと腰のカーブが乱れていることが多い。骨盤の問題や大腰筋という、おなか側にある筋肉(腰椎と股関節を結ぶ筋肉)の問題もよく見られる。
 
また、高齢者では圧迫骨折が起こりやすい部分なので要注意です。
 

④帯状疱疹について

カイロプラクティックに来院されることは少ない。患者様は背中が痛いと訴えくるが、帯状疱疹はカイロプラクティックでは不適応。通常、背中の皮膚を見ればすぐにわかることが多い。
 

リガーレカイロプラクティックの背部痛・背中の痛み対する治療について

まず背中のどこが問題を起こしているのかを確認してきます。多くの場合、肩甲骨や背中の湾曲などに問題がみられるので、筋肉の緩和や背骨の調整などを用いて治療していきます。 

脊柱起立筋という背骨横の筋肉は首から腰までついているので、全体的に調節したほうが効果が得られやすい場合も多いです。

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